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勝手にしやがれHeyしすたー

勝手にしやがれHeyしすたー

それはマンナッカー様


   ゆーくぞ おーごん せーんーしー ごーるどらいーたーーん♪
   の、本当の主役は誰でしょう?



それはマンナッカー様




   ・・・という意見、終盤を観たライタンファンには異論はないでしょう。
   きっと。

   ゴールドライタンの敵の親玉はイバルダ大王。この大王の部下で、ライタンと
   直接戦う(戦うやられロボットを作るのが。と言うか?)3人のロボットの
   名が、ウヨッカー・サヨッカー・マンナッカー。

   いやあ爆笑物のネーミングですが、マンナッカーは女性型ロボ(アンドロイド?)
   で、変装の達人。(?)
   色っぽいお姉さんに変装し、美人コンテストにまで出てしまうものすごさ。

   極めつけは、ファンの間では語り草になっているという48話「標的マンナッカー」
   でありましょう。

   これから書くことは、知らない人にはわけ分からないと思うし、これから是非
   ゴールドライタンを観ようと思っている人には(今更余程いないと思うけど、
   私のような真下教信者でありながら、今まで未見ってこともあるので一応)、
   ネタばれになるので、知りたくないという人は読まないで下さい。



   ライタンと敵メカが戦っている最中、マンナッカーは主人公ヒロくんを捕まえ、
   手錠(電子手錠みたいなやつ?)で繋げる。
   この敵メカ、一度狙った敵メカを、最後まで追い詰めるという代物なのだが、
   なぜだか、途中からよりによってマンナッカー様を照準に。

   手錠の鍵は、敵メカに踏み潰されちゃうし、繋がったまま2人は逃げまくる羽目に。
   (ライタンはかなりやられちゃって、2人を見失う)
   手錠で敵味方繋がれるってのは、王道だけども。
   不本意ながら協力しなきゃならなくなったり、隙あらば殺そうとしたり、いろいろ
   あって。
   2人が逃げてるとこは渓谷みたいな、よくわかんないところで、なぜだかつぶれた
   酒場みたいなところがあり、

   そこに、次元がいた。

   じゃなくて、

   2人は、そこに逃げ込む。


   でもってまた、そこになぜなんだか、でっかい斧が置いてあり、マンナッカー様は
   それを振りかざして、手錠を外すため、ヒロくんの手首をちょん切ろうとするのだ。

   当然「冗談じゃない」と(ざこロボくらいは素手倒しの強い)ヒロくんは、抵抗し、
   もみ合ううち、自分のメカに攻撃をうけて、肩に怪我をしていたマンナッカーは、
   倒れ、エネルギー切れにもなり、形勢は逆転。
   今度はヒロくんが、斧を振りかざす。


   こいつを殺さなければ、ライタンやみんなが困るんだ!!!


   この話、一緒に観ていた長女は、
   (うわさの48話だから、こっそり一人で観たくて、遊びに夢中になってるときを
   見計らったが、オープニングを聞きつけてきた・泣)
   「どうしてヒロくん、倒さないの?」と言った。
   「出来ない・・・」「ちくしょうっ!!!」と、葛藤し、苦しむヒロくんを見て
   不思議がっていた。
   自分がリアルタイムで観ていたら(ヒロくんと同じ小学生)、どんな風に思った
   だろう・・・ふとそんなことを自然に思ってしまった。

   「迷うことはない。殺れ」
   そうマンナッカーは言う。
   しかし、マンナッカーを車に乗せ、彼女のエネルギーを補給するために要塞みたい
   なのに向かうヒロくん。
   (これも、何でヒロくんがこんな場所知ってるのとか、そんな説明は一切なしである。
   けっこうどうでもよくなる勢いがすごい・・・って私だけかもしれんけど・笑)

   彼女の補給が終わったあと、再び敵メカが襲ってくる。
   (そして、ライタンも助けに来て、光ファイバーみたいので手錠も外せる)

   敵メカの攻撃がヒロくんに向かった時、思わず庇ってしまったマンナッカー様。
   自分をヒロくんが助けた時に、浮かんだ(なぜ?)という問いが、再び彼女に、
   繰り返される。

   だが、敵メカの矛先が、ライタンに向かうと、やはり彼女はそれをけしかけ、
   要塞備え付けの武器で、ライタンを攻撃するのだ。
   ライタンがメカを倒し、すべてが終わった時、ヒロくんは叫ぶ。

   「なぜなんだよっ!!」

   と。
   そう叫んで、拳を叩きつける。

   その拳を掌で受け、「小僧・・・」と小さく呟いたマンナッカーの表情は、微妙に、
   本当に微妙にだが、変化を見せる。
   が、最後には、もう片方の手で、ヒロくんを激しく殴り飛ばし、背中を向けるのだ。

   ゴールドライタンは、明らかにちびっこたちをターゲットにしたアニメでありながら
   「敵は敵である」ということを貫いたマンナッカー(最終回は本ト微妙だけど)の姿、
   痺れるほどにカッコいいのだ。


   最後にも、ライタンを攻撃した時にも、
   「ヒロくんがいけないよ。あの時倒さなかったんだから!!」
   と言った長女よ。
   後何年かしたら、も一度、お母さんと一緒にライタンを観てみようか?


   長々と書きつつ、私の一番好きなのは「サム」(脇)だったりする。
   のだった・・・。



   (03・11・09)


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